直接仮設工事とは???

こんにちは。

早速ですが、マンションの大規模修繕工事・大規模改修工事を行う際に必ずと言っていいほど出てくる、直接仮設工事について説明いたします。

直接仮設工事(ちょくせつかせつこうじ)

インターネットで検索すると…

・直接仮設工事とは、足場やゴンドラのように、工事に直接かかわる仮設工事をさす。
・外壁修繕や塗装用の足場、養生シートの設置、解体撤去までを含めた工事です。

などでてきます。その通りです。

さらに詳細に、説明します。

見積明細をお持ちであれば、内容と照らし合わせてご覧ください!!

見積内容に合わせて説明します。

直接仮設工事(ちょくせつかせつこうじ)の内容とは・・・

足場もしくは仮設足場設置

足場とは主に鋼製(とてもじょうぶな金属)の板を組み立てて作る、作業員用の通路・導線です。足場を組み立てられない場所にはゴンドラ(屋上から吊るすタイプの足場)やチェア(その名の通り椅子に座って作業するタイプのゴンドラ)を使います。

建物の廻りや階段など、はしごでは届かない高いところや、はしごでは作業できない場所に足場を下から順番に組み立てていきます。

場内小運搬・荷揚げ

足場の組立ては大型車両や専用エレベーター等で資材の運搬や荷揚げを行い、組立はたくさんの作業員が声を掛け合いながら手作業で行います。

足場の組立期間中はマンションの敷地内にたくさんの大型車両や足場の機材を運ぶ作業員が行き来していて大変危険です。

その為に必ず、交通誘導員を配置し、居住者の皆様や通行人の方々の安全に配慮します。

壁繋ぎ

また、足場の倒壊(強い風などで足場がたおれてしまう事)を防ぐため“壁つなぎ”という足場と建物を繋ぐ機材を設置します。壁繋ぎは、電動ドリルなどで建物に穴をあけ機材を設置して足場と建物を繋ぎます。

水平ネット

足場と建物の隙間には工事で出たゴミや落下物をキャッチするための水平ネットを張り巡らせています。足場の2層もしくは1層毎にネットを張って、落下物に対する安全対策をしています。

巾木(はばき)

足場の踏み板のすぐ上にも巾木という板を設置ネット同様に落下物に対する安全対策をしています。

開口部養生(かいこうぶようじょう)

また、開口部養生といって、人の出入りがある場所の上部に足場を設置する場合は、上部にコンパネ等を敷いて落下物に対する細心の注意を払っています。

朝顔(あさがお)

自転車や歩行者の往来のある道路に面したマンションでは、道路上空に足場を設置する事もあります。足場からの落下物から歩行者を守るために、朝顔という、鋼製(もしくはアルミ製)の防護棚を設置します。

余談ですが、“朝顔”というネーミングは、斜め上向きに設置された防護棚の姿が花の朝顔に似ているという事から名付けられたとか…。あまり似ていない気もします。

飛散防止ネット・メッシュシート

足場の組立てが完了すると、足場全面にメッシュシートを張ります。工事中に発生する塵やコンクリートの斫りガラや塗料が風で飛ばされて近隣の皆様のご迷惑にならないように建物全体をメッシュシートで覆います。メッシュシートで建物を覆うことで室内が若干暗くなります。

衛星アンテナの移設

また、建物をメッシュシートで覆うため、衛星アンテナの電波の入りが悪くなる恐れもあるのでこの期間に衛星アンテナを足場の外に移設します。

移設を個人で行う場合や、業者に依頼するかは管理組合様と協議の上決めて頂いています。

移設費用は立地等によって大幅に違うため(5,000円~40,000円)専門業者に見積をご依頼ください。

面格子撤去・復旧

また、この時期に次の作業に備えて窓の面格子を外します。工事内容によっては面格子を外さない事もありますが、ほとんどの大規模修繕工事や大規模改修工事では外す事の方が多いです。外した面格子は足場上や廊下に置いたりする事も多いです。気になる方は保管場所等、あらかじめ協議しておくといいですね。

防犯対策

足場を設置して、面格子を外すのでセキュリティ対策が必要になります。

足場の昇降階段の出入口等に人感センサーライトや防犯カメラを設置すると安心です。

侵入防止金網

足場の1階廻りに高さ約1m80cmほどのフェンスを設置し、足場への侵入を防ぎます。

壁繋ぎ跡補修

足場を必要とする作業が終了すると、足場の解体作業に入りますが、その前に足場繋ぎで開けた穴を元の状態に復旧します。

足場もしくは仮設足場解体・場内小運搬・荷降し

いよいよ足場を解体します。足場の解体も大型車両や専用エレベーター等で資材の運搬や荷降しを行い、たくさんの作業員が声を掛け合いながら手作業で行います。

足場の解体期間中もマンションの敷地内にたくさんの大型車両や足場の機材を運ぶ作業員が行き来していて大変危険です。

解体時にも必ず、交通誘導員を配置し、居住者の皆様や通行人の方々の安全に配慮します。

直接仮設工事についてはこのような流れで行います。

足場の設置・解体時・壁繋ぎ作業の注意点等

足場の組立てや壁つなぎ設置作業中は騒音や振動・埃が発生します。埃が部屋に入らないよう、設置作業中は窓の開閉もご遠慮いただいています。作業で発生する埃や、万が一資材が落下する恐れも考慮して、バルコニー内での洗濯物干しもご遠慮いただいています。

※注意点等については、居住者の皆様に事前にお知らせチラシを配布します。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました(^^)